貧血の簡単なまとめ [一般臨床]
血液、造血器疾患は主に
血球、
血漿タンパク、
骨髄、
リンパ節
などの病変のことで、、
[貧血]
[白血病]
[出欠傾向]
[悪性リンパ腫]
[多発性骨髄腫] などを含みます。
ついでなんですが
血漿タンパク質とは
血漿の約7%を占めている
タンパク質のことで
*アルブミン
*グロブリン
*フィブリノゲン
の3種に大別されますが
これからの役割を覚えておくのは非常に有益なのかと思います。
まず[アルブミン]なんですが
ここでよく出る言葉として
膠質浸透圧(こうしつしんとうあつ)
があると思うのですが
テスト的な理解でいえば
アルブミンは水をひきつける浸透圧作用を持っていると覚えておけばいいのではないでしょうかね、、
だから腎不全などで腎に問題があると
尿にアルブミンがたくさん
出てしまう(膠質浸透圧低下)ために、
血液中の水分を保持できず
血管の外に水分が増える為に浮腫みがでてしまうというイメージをもっていればいいと思います。
その他グロブリンは免疫機構に関わるものがあり
フィブリンは止血に関わると覚えておきます。
で、
今回は[貧血]についてまとめます、、
貧血はヘモグロビンの濃度が減少
身体に十分な酸素送れないこと。
その為いろんな徴候がでる。
[貧血全体共通する徴候]
酸素不足による徴候として
息切れめまい、立ちくらみ、疲れやすい
身体所見は皮膚粘膜蒼白など
酸素運搬能低下を補うための代償作用として
心き亢進、動悸。
身体所見は頻脈、心雑音など
さらに悪化すると心不全などがある
貧血の種類としては
*鉄欠乏性
*巨赤芽球性
*容血性
*再生不良性 など。
それぞれの主な徴候や原因など
*鉄欠乏性貧血
貧血のなかで頻度多く女性に多い。
極端な偏食や月経過多、子宮筋腫等による。
大腸癌などの消化管出血によるものもあり。
食道粘膜萎縮角化、
スプーン爪の所見あり。
*巨赤芽球性貧血
末梢血液に大球性赤血球が出現する貧血の総称。
ビタミンB12欠乏と葉酸欠乏性の貧血がある。
ビタミンB12欠乏性貧血→神経症状あり。
*容血性貧血
いろんな原因があるが赤血球の寿命が短縮して容血
骨髄での造血機能亢進
黄疸
脾腫など
*再生不良性貧血
造血幹細胞の障害で汎血球減少症
汎血球減少
=赤血球、白血球、血小板すべてが減少
多くは原因が明確ではない特発性。
感染症(肺炎、敗血症)
や
出血傾向が現れる
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